西日本を代表する大阪の夏を彩る「三大夏祭り」
日本には神社仏閣が数多く現存していて、各地に伝統文化が息づいています。
古来より受け継がれた祭事を残している土地も多く、西日本でも有名な大阪の三大夏祭りはその中でも代表的なものです。
商業の集積地であり、文化の発信拠点でもあると自負する大阪で行われる祭事は、神事であると同時に市民の活性化を担う重要なイベントでもあります。
伝統を重んじながら、時流に乗って少しずつ変容してきたこの三大祭の概要をご紹介しましょう。
大阪市内にオフィスを構えるならば、ぜひ把握しておいて下さい。
大阪三大夏祭とは
大阪を代表する三大夏祭りとは、愛染祭、天神祭、住吉祭のことです。
別名は浪花三大夏祭りで、地元では「愛染さん」「天神さん」「住吉さん」と愛称で呼ばれることが多く、開催される愛染、天神、住吉という順番から、「愛住ません(あいすみません)」という言葉が生まれたという説もあります。
大阪の夏は愛染に始まり住吉に終わる、と言います。
夏に西日本へお出かけになるなら、この三大夏祭りを見なくては現地を知ったことにはなりません。
ぜひ祭りの空気に身を浸し、大阪人の威勢と気風を体感してみて下さい。
愛染祭り
和宗総本山四天王寺の別院、愛染堂勝鬘院
毎年6月30日から7月2日にかけて開催される祭事で、聖徳太子による「無病息災」の祈りを現代に伝えています。
人気の催しは「宝恵かごパレード」で、宝永年間に芸姑さんが駕籠に乗って愛染祭に参詣した姿を再現したのが始まりです。
現在では芸姑さんを模して、地域で選出された「愛染娘」がパレードの華として駕籠から笑顔を振りまきます。
愛染祭期間中には多宝塔が開帳されますので、一般参詣客も愛染明王・大日大勝金剛尊を参拝できる1年に1回のチャンスです。
天神祭
大阪天満宮
宵宮は7月24日、本宮が7月25日と毎年決まった日程で祭事が行われます。
24日の宵宮は一番太鼓が4時に始まり、7時台に宵宮祭、8時半には鉾流行列参進、鉾流し神事、行宮祭、その次に行われる天神講獅子獅子舞が12時の予定です。
催太鼓氏地巡行、どんどこ船宮入 鉾流神事奉還、水上薪能、催太鼓宮入、獅子舞宮入と終了したら、2015年は最後にタイ国イクラトン祭が予定されています。
25日の本宮祭は13時半から始まり、船渡御、船上祭後の奉納花火は夜7時から9時まで。
打ち上げ場所は大阪北区の桜ノ宮公園と川崎公園です。
打ち上げ1発目は天神様である菅原道真公にちなんだ「紅梅」という特徴的な作品ですので、ぜひ見逃さないようにご注目ください。
船渡御では天神橋筋商店街を巡行する「ギャルみこし」が人気です。
住吉祭
住吉大社
住吉祭が大阪の夏を締めくくる夏祭りとなります。
大阪中を清める意義を持っており、お祭りというよりも「おはらい」としての神事と認識されてきました。
日程は7月30、31日で、住吉祭の終わる8月1日には大阪湾の海上安全を祈願する神輿洗神事が執り行われます。
祭り期間中住吉大社の鳥居に設けられた茅の輪をくぐればおはらいになりますので、必ずくぐるようにして下さい。
設置期間は8月1日の夜までです。
大阪三大夏祭りをコンプリートすれば、1年分の厄を払い、今後1年間の無病息災、家内安全の祈願も完了です。
大阪夏祭りを体験なさるのが初めてのようでしたら、屋台ではまず関西独特の「はしまき」などのメニューから選ぶことをおすすめします。
夏の疲れと憂鬱を払い落とし、活力を取り戻す良い機会になるでしょう。
大阪の新着貸事務所
-
本町サミットビル
大阪市中央区
御堂筋線「本町」徒歩4分 -
梅田センタービル
大阪市北区
御堂筋線「梅田」徒歩5分 -
コフレ梅田
大阪市北区
谷町線「東梅田」徒歩0分 -
清和梅田ビル
大阪市北区
谷町線「東梅田」徒歩0分 -
オービック御堂筋ビル
大阪市中央区
御堂筋線「淀屋橋」徒歩3分