建設中から建設が完了しているものまで!大阪市周辺の新ビル情報を多数ご紹介
大阪は非常に多くのビルが立ち並んでいます。
斬新なデザインの駅構内を覆うルーフやそれに直結する巨大複合型のものが軒を並べています。
駅から徒歩5分から10分圏内にも、スタイリッシュで洗練された商業施設ビルがたくさん立ち並んでいます。
オフィスビル群も大阪駅周辺は多く、まさに密林状態に乱立しております。
そして今年は不動産業界でも「オフィスビル問題2022」ともいわれており、供給過多などが問題になっています。
そのような状況の中でも新たなビルの建設が完了していたり、これからもますます建設が続いていきます。
大阪駅周辺のビルの歴史について紹介
昭和の時代、高度成長期にも大阪駅周辺にはたくさんのビルが建設されました。
それを最も象徴するのが大阪マルビルの建設です。
円柱形のデザインで、当時のビルの既成概念を大きく覆すものであって、人々を非常に驚かせました。
1975年マルビルが完成し、その当時周辺では唯一の高層ビルであってまさに高度成長のシンボリックな建造物であったのは紛れもない事実です。
ビルの最上部には電光掲示板が回転式で表示され、そこにニュースや天気予報、時報などが表示され、大阪駅周辺の人々の情報発信基地としても大活躍しました。
当時は携帯電話も、パソコンもない時代で、電光掲示板が情報を様々な人に供給すること自体、最先端で高度な技術であったのは言うまでもありません。
マルビル内はオフィス階のほか、上階にはイタリアンレストランやイベントスペース、一階や地下階には飲食店などが軒を並べました。
こうしたテナント店舗で多くの収益をあげ、ビル経営を健全にする手法の走りでもあり、現代でもこの手法は多くのビルで取り入れられています。
これ以前にも1970年代には梅田のオフィスビルの代名詞、大阪駅前ビルの第一から第三ビルが連続して建設されており、多くのサラリーマンのオフィスとして今でも活用されてます。
長年置き去りにされてきたJR貨物跡地の利用
大阪駅は長らく駅構内も改装されることもなく、駅直結のビルや商業施設も昔ながらのまま放置されてました。
駅前の好立地にJR貨物の跡地が広大に広がり、造成や建造物が建てられることもなく長年放置されてきました。
それゆえ、日本で第二の都市であるにもかかわらず大阪駅周辺は古びた時代がストップしたままの雰囲気を長きにわたって醸し出していたわけです。
この貨物の跡地にようやく着手したのが、2000年代に入ってからです。
そしてようやく2013年グランフロント大阪が開業しました。
グランフロントは跡地の24ヘクタールのうち7ヘクタールが使われ、北館と南館に別れそこには劇場、オフィス、高層マンションにカフェなどから構成されてます。
跡地の残り9.2ヘクタールには、今後さらに4棟の高層ビルを含む15棟の施設が建築予定です。
オフィスビルをはじめ、住宅や高層マンションのほか51階の半分以上は緑化計画で都市公園になると言われます。
2020年から着工されており2028年に完成予定です。
ようやく梅田駅の北側が、近代都市に生まれ変わるといえるのです。
また地下にうめきた新駅などが作られ開通する予定です。
大阪駅前を象徴する商業施設 阪急百貨店・阪神百貨店を高層ビルに建て替え
大正9年に開業された阪急百貨店は、大阪を代表する百貨店にまでなりました。
東は伊勢丹新宿、西は阪急うめだといわれるほどブランドバリューを高めるまでになっていきました。
阪急百貨店は昭和には入り口部分に施されたアイアンの孔雀装飾が見事で、西欧のアールヌーボーやゴシック建設を思わせるような店構えと、コンコースの独特の天井アーチやシャンデリアが豪華であり、人々をラグジュアリーな気分にさせてくれました。
その装飾は2011年ごろまで継続されてましたが、今はそれら装飾を一部残し2012年に建て替えが完了しました。
今では高層ビルになり百貨店店舗ほかオフィスなども入る複合ビルとして生まれ変わってます。
同じようなタイミングで老朽化が進んでいた阪神百貨店も建て替えに着手しました。
阪神百貨店と新阪急ビルの建て替えを並行して行い、2022年春に大阪梅田ツインタワーズ・サウスとして生まれ変わります。
主に百貨店ゾーンとオフィスビルゾーンで構成されるようになります。
先に改装建て替えが完了している阪急百貨店のビルの方を、梅田ツインタワーズ・ノースと名称を変えます。
両方を総称して大阪梅田ツインタワーズとすることが決まっています。
北区の小学校跡地には梅田ガーデン建設の紹介
北新地近くや北区には、いまだに古びた小学校の跡地が存在します。
昭和の小学校を思わせるような低層の二階建ての木造校舎なども手付かずで最近まで放置されていました。
こうした学区や跡地にも、続々と高層ビルや新ビルを建設しようとする計画が進んでいるのです。
その一つに大阪北小学校跡地を再開発した梅田ガーデンが2022年3月に竣工しました。
この梅田ガーデンは高級賃貸マンションのラ・トゥール大阪梅田のほか、定期借地権付きの分譲マンションである梅田ガーデンレジデンスも販売を開始します。
ほかの階にはホテルや様々な商業施設が入る予定になっています。
2025年の大阪万博に向け、外国人観光客のインバウンドを目論んで、ホテル一体型の新ビル建設も多く見られるようになっています。
ホテルは4階から8階に設けられる予定で202室を誇ります。
梅田駅までもアクセスが良く、外国人観光客は京都や神戸にも気軽に足をのばせるようになるので、きっと人気のホテルになることでしょう。
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梅田3丁目再開発ビルのKITTEの紹介
梅田の大阪中央郵便局も老朽化が目立っていたものの、なかなか建て替えなどが行われず長年放置されていました。
それがようやく建て替えが検討され、2024年3月に竣工することになりました。
こちらの名称がKITTEであり、郵便局の切手を思わせるイメージで郵便局の跡地をアピールしています。
建設予定のKITTEは高層ビルであり、高層部分にはラグジュアリーホテルの開業が予定されています。
29階から38階にかけてがホテルになるようですが、まだどのホテル業者が入るのかは未定です。
特筆すべきは5階から8階までが毎日放送のMBSの劇場がオープンするというのです。
1300席ともいわれ、かなり大規模の劇場のようなのです。
1階から6階部分は大型商業施設も開業します。
1階から4階までの吹き抜けの大型アトリウムも整備されるとのことで、今後ここが梅田を代表するスポットとして名前が挙がるかもしれません。
ガラス張りスケルトンで開放的なデザインと、丸みを帯びた曲線美などを演出するデザインになることがわかっています。
まとめ
大阪の新ビルを語る上では、ビルの歴史を振り返りその軌跡をたどることも大事です。
高度成長期を象徴する大阪駅前ビルに始まり、ビルのアイコンである大阪マルビルは、現代のビル建設に大きなヒントやインスピレーションを与えているのは間違いありません。
そして2000年代に入り急激に大阪駅周辺の土地開発やビル建て替えが進みました。
インバウンドや大阪万博を見越したホテル一体型の高層ビルも目立っています。
供給過多で2022年大阪オフィスビル問題なども叫ばれていますが、アフターコロナの後は活気が戻り今建設されているオフィスビルに多く企業が戻ってくることを願ってやみません。
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