北陸新幹線が大阪にやって来る!? 飛行機とのメリットを比較!
2016年3月25日、日本経済新聞電子版にて、今話題の北陸新幹線について以下のような記事が掲載されました。
『終着駅は新大阪を要望 北陸新幹線延伸 JR西社長、与党に西日本旅客鉄道(JR西日本)の真鍋精志社長は24日、北陸新幹線の延伸ルートを検討する与党の委員会に出席し、 大阪側の駅は新大阪駅が望ましいとの考えを改めて伝えた。
(中略)
真鍋社長は検討委終了後、記者団に対し、山陽新幹線などとの乗り換え、東海旅客鉄道(JR東海)がリニア新幹線を新大阪駅につなげる構想であることなどを念頭に「天王寺と比べて利便性が高いのが新大阪だ」と述べた。』
(引用元:http://www.nikkei.com/article/DGXLZO98822850U6A320C1LDA000/)
新幹線を使うことで、北陸↔新大阪間はどれほど便利になるのでしょうか。
飛行機と比較しながら紹介します。
比較① 移動時間
まずは飛行機と新幹線の移動時間を比較します。
今回、飛行機は大阪の伊丹空港から新潟空港までの距離を、電車は新大阪駅から新潟駅までの時間と距離を参考にしました。
飛行機
大阪/伊丹空港 → 新潟/新潟空港 所要時間:65分
電車
大阪/新大阪駅 → 新潟/新潟駅 所要時間:482分
これだけ見ると、飛行機が圧倒的に速いように見えます。
しかし、これは現在新大阪駅から新潟駅までかかる時間で、かつ乗り換え時間なども含まれています。
そこで、新大阪駅から新潟駅までの電車の走行距離を、北陸新幹線の時速で割って仮想所要時間を割り出してみました。
新大阪から新潟まではおよそ577km、北陸新幹線の時速は高崎~金沢間の時速260kmを参考にしました。
577÷260=約2時間30分
大分時間が短縮されることが分かりますが、それでも飛行機の倍以上の時間がかかることが分かります。
ただし、飛行機の移動は空港に着く前と着いた後も続きます。
ちなみに新大阪から伊丹空港(大阪空港)までは約30分、新潟空港から新潟駅まではバスで25分かかります。
つまり、飛行機での移動は実質2時間です。
さらに、飛行機の走行本数を鑑みた場合も、所要時間は伸びると言えるでしょう。
なぜならば1時間における電車の本数は、例えば東京~大阪間では1時間に最大10本であることに対して、飛行機は1時間に2本ほどだからです。
このことから、「総合的に見た時間」では電車の方が勝っているように見えます。
比較② 移動料金
続いて移動料金の比較を行います。
飛行機
大阪/伊丹空港 → 新潟/新潟空港 所要金額:25480円
電車
大阪/新大阪駅 → 新潟/新潟駅 所要金額:16280円
流石に飛行機は高額になってしまいます。
ただし、これは3日前までに航空券を買った場合です。
飛行機ですと最大75日以上前に予約することで11980円に割引されます。
一方、新幹線にも割引サービスはあります。
新幹線は会員制のWeb予約があり、「えきねっとトクだ値」「e5489」「モバイルSuica特急券」を利用することで定価の10~15%割引で購入できるのです。
北陸新幹線も今後、このような割引サービスが始まることが期待できます。
また、今回紹介している電車賃は特急電車2本と新幹線1本分の指定席料が含まれています
そのため新大阪から新潟までの直通の場合は12000円前後が予想され、そこから割引されれば1万円前後の値段になることが予想されます。
新幹線の醍醐味とメリット
新幹線の旅と言えば、景観を楽しめることも醍醐味です。
新大阪から北陸新幹線までの新幹線が開通すれば、立山連峰や白山を途中で見ることができます。
また、飛行機では空港に到着してから飛行機に乗るまで荷物検査などがありますが、電車はありません。
そして予約なしでも自由席に乗れる、エコノミークラス症候群になりづらいというメリットもあります。
速く、安く、そして移動中もリラックスして楽しめる。
飛行機では味わえない魅力が新幹線には詰まっています。
これらのことも踏まえると、北陸新幹線が大阪と北陸をつないだら、多くの人が利用することでしょう。
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