大阪発祥!「恵方巻」発祥の由来と2017年の恵方は?
立春の節分行事といえば豆まきに加えて、恵方巻を食べるという方も多いのではないでしょうか。
最近では節分のイベントとして一般的になった恵方巻ですが、ご存じの方も多いように十数年前までは全国的な行事ではありませんでした。
また毎年細かく変化する恵方は誰かが決めている訳ではなく、あるルールに従って4つの方向に変化しています。
今回は恵方巻発祥の由来や、恵方が毎年変わる仕組み、全国的な行事になった理由などについてご紹介します。
恵方巻の由来
恵方巻は江戸時代末期もしくは明治時代初期に大阪市中央区船場から発祥したと言われています。
もともとは屋形船の舞妓など花柳界の風習として始まったとされ、その一年舞妓に良い客が着くことを願って行われたものでした。
そして昭和初期までに少しずつ変化を重ねて、浪速の商人が一年の無病息災、商売繁盛などを祈願してその年の恵方に向かって丸々一本の巻き寿司を無言で食べるという「まるかぶり寿司」の習慣になりました。
恵方巻ブームはいつから始まったのか
節分に恵方巻を食べる文化が全国的なブームになったのは、コンビニやスーパーなど全国チェーンがきっかけです。
昭和64年(1989年)、広島県内のコンビニ加盟店が恵方巻を節分の縁起物として販売しました。
その地域限定商品が全国規模のプロジェクトとして話が進み、全国のチェーン店で販売されるようになり、2005年頃には全国的な節分行事として認知されました。
2010年には大手スーパーを訴えた大阪の寿司屋が敗訴に終わるという出来事がありましたが、それほど一般的な節分行事として認められていることがわかります。
2017年の恵方
2017年(平成29年)の恵方は「北北西 やや右」、正確には「北北西345度 微北、壬(みずのえ)の方角」です。
これは誰かが毎年細かく指定しているわけではなく、中国の陰陽道に由来するルールで決められています。
陰陽道の方角は24方位で決めており、これを現代の32方位に置き換えているため「やや右」というような4つの恵方が決められています。
恵方はその年の歳徳神がいる方向と考えられており、冠婚葬祭の会場やオフィスなどの新しい物件を選ぶ時は、その吉方にある場所から選ぶのが良いとされています。
大阪で開催される恵方巻のイベント
恵方巻文化の元祖である大阪では、2017年で40年目を迎える「海苔チャリティーセール」が開催されます。
2016年は1月31日に道頓堀川遊歩道で開催されたこのチャリティーイベントは、大阪海苔協同組合と全国の漁業協同組合連合会が主催しています。
そのシーズンに出来た新海苔を通常の半額で購入することができ、その売り上げの一部で車いすを購入して寄贈しています。
さらに先着1000名に恵方巻が無料で配られるコーナーも用意されている注目のイベントです。
恵方巻の習慣が広まったきっかけは「土用の丑の日」のような企業の販促によるものですが、今では恵方巻の元祖大阪でも人気のイベントとして注目されています。
また、日常生活の中で吉方を意識するという点では、風水を勉強するよりも親しみやすいイベントです。
今まであまり恵方巻を食べたことがないという方も、2017年は新しい季節のイベントとして楽しんでみてはいかがでしょうか。
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