入退室管理システムに使われる個人認証の種類と特徴
多くのオフィスで導入されている入退室管理システムは、機密情報や財産を守るセキュリティなどさまざまな用途で活用されています。
オフィスでの個人認証ではカードキータイプが一般的になりましたが、中には手の静脈や顔を検知して識別する生体認証タイプもあります。
生体認証を使ったものはオフィスや金融機関ばかりでなく、東京オリンピックでも活用されているようです。
入退室管理システムの個人認証にはどんな種類があるのか、それぞれどんな特徴があるのかについてご紹介します。
複合的に活用できる入退室管理システム
入退室管理システムは、データで記録される入退室履歴と監視カメラと併用することで、関係者の出入りを管理したり、
部外者の侵入を防ぐといった情報・防犯セキュリティシステムです。
特に機密情報を取り扱っている企業や貴金属などを保管する店舗では、警備員を配置する必要がなくなり人件費削減や人的ミス防止に役立ちます。
さらに従業員の出退勤履歴を記録するタイムカードや勤怠管理システムとして利用することができます。
入退室管理システムの個人認証の種類
●身近な技術となったID認証タイプ
入退室管理システムの鍵は、以前は暗証番号タイプのものが多かったのですが、ICチップなど記憶媒体を搭載したカードキータイプが一般的になりました。
・切符などに使われる磁気ストライプ型
・カードリーダーで確実に認識する接触型
・オフィスの出入り口で素早く認識できる非接触型
このようにカードキーの技術が進歩したことで「磁力に弱い」といった弱点を克服され、決済機能が追加されるなどの利便性が向上しています。
●高精度で不正を防止できる生体認証タイプ
金融機関や重要情報を扱うオフィスで使われている生体認証は、入退室権限のある本人だけを識別でき、盗まれる可能性も極めて低い認証方法です。
・30年以上の研究開発で小型化も進んでいる指紋認証
・近赤外線で手の静脈を検知する静脈認証
・検知が比較的簡単で双子でも異なる目の虹彩認証
スパイ映画のような技術ですが、精度が高く偽造される危険性も低いため、技術開発が進められています。
東京五輪で注目されている「顔認証」技術
生体認証のなかで注目されているのが、カメラを使って遠くからでも高速かつ高精度で識別できる「顔認証」技術です。
これまでは手や目をセンサーに近づける必要がありましたが、顔認証なら立ち止まらずに手が塞がったままでも検知することができるので、オフィスや工場の出入り口に利用されています。
最近では複数人の同時識別も進んでおり、東京五輪での実用化に先駆けて、2016年リオ五輪の選手会見でメディア関係者の入場管理に利用されました。
入隊管理システムはさまざまな場所で使われていますが、重要な情報や財産を置いている所や人の出入りが激しい場所など、環境によって必要な性能が異なります。
それに合わせてカードや生体を使った認証システムの研究が進んでおり、入退室管理システムの利便性も日に日に向上しています。
オフィスへの導入を検討されている方は、その場所にどんな種類のシステムが最適なのかを考えて選びましょう。
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